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モンテッソーリ教育におけるCare for Self(自己自身への配慮)、大人も?
イギリスのロンドンにある国際モンテッソーリ協会(AMI)公認の国際モンテッソーリ教師養成機関である、Maria Montessori Instituteは不定期にZoomでの講演会を開催しています。
先日0歳から3歳の国際モンテッソーリ教師(Assistants to Infancyと呼ばれています)を教育するトレーナーであるSara Brady(イギリス出身、現在オーストラリア在住で日本でも国際モンテッソーリ教師の養成に関わっています)の講演会が開催されました。内容としては、0歳から3歳までの子どもの日常生活をどのように大人としてサポートできるのかというもので、「子どもの自立を助ける」「不要な手助けをしない」など、モンテッソーリ教育で基本とされていることを家庭や園でどのように実施するのかというものでした。Saraはゆったりとした口調でユーモアを交えてわかりやすく思いやりを持って話すトレーナーなのですが、今回印象的だったのは、モンテッソーリ教育において実施されているCare for Self(「自己自身への配慮」と和訳されており、髪を整えたり鼻を拭いたり、自分のことをできるようにして自立や自信につなげようとする「おしごと」(モンテッソーリ教育における活動)の分野をいいます)は、もちろん子どもについてのものであるけれども、私たち大人についても同じことが言えるのではという話でした。育児や仕事で忙しくて、大切な自分自身への配慮を忘れていないでしょうか、ということで、緊張や疲れや頑張りによって凝り固まった体をほぐしたり、リラックスする時間をとれていますか、というお話でした。
休息の時間も育児においてはとても大事ですよね。時にはお子様と離れて夫婦二人きりの時間や、1人だけの時間を、少しの間、散歩するだけででもよいからとれたら、リラックスできて、お子様と一緒の幸せを再度感じることもできるかもしれないですね。幸せな大人に囲まれたら、子どもたちも、きっと幸せな気持ちになりますね!
良い週末をお過ごしください