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モンテッソーリ教育から考える教師(保育士)とは
保育士ってどんな仕事なんでしょう。忘れられないのが、ある人が言っていた「保育士は学徒だから」という言葉です。
学徒とは学究の徒のこと。特に言葉をまだ話さず、嘘をつかない子ども達と一緒にいると、どうしてこういう行動をするのか、こういう反応をするのか、大人としてわからないことがあります。例えば、他園の話てすが、噛み付くお子さんが、どうして噛むのかよく見ていたら、保育園にあるおもちゃが自宅にあるのと同じなので、自分のものだと認識し、他のお子さんが遊ぶと噛み付く傾向があることが分かったらしいです。理由が分かるとアプローチの仕方も考えられますね。
子どもへの理解を深めるためには、よく様子を見ること、国際モンテッソーリ協会(AMI)では「観察Observation」(0才から3才の国際モンテッソーリ教師の資格取得には3歳以下の子どもを対象とした250時間の観察が課題になり、要件も厳しいためかなりハードルが高いです)と呼んでいますが、観察をするのがとても大事だと言われます。
観察をして、子ども達への、ひいては人間への理解を深める、そんな作業を毎日しているから、その方は保育士を「学徒」と呼ばれたのではないか…そんな風に思います。