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子どもの靴について
モンテッソーリ教育って何なのか、という質問について一言で回答するのは難しいのですが、子どもの自立を尊重して、自信を持つのを助ける教育方法という答えには多くの先生方が同意されるのではないかと思います。専門のモンテッソーリ教具と呼ばれるおもちゃを使った「おしごと」で語彙を増やしたり算数の知識を得たりする一方で、「手の洗い方」「服の脱ぎ方」「靴下の履き方」「机の拭き方」もおしごとに数えられており、日常生活の過ごし方も大事に考えられています。
例えば、靴。自分で歩くことができるというのは大きな喜びで、子ども達の自信につながる行為なので、それを助ける靴は大事な物。立てるようになったお子様にどのような靴を購入するのかというのは楽しい悩みかもしれません。
ロンドンの国際モンテッソーリ教師のためのトレーニングでは、日頃掃く靴については、「子どもの足に合ったものを。たとえサイズがあっていて高額なものでも中古のものは前に履いた子どもの癖がついているためNG」と教えられます。クロックスも足の形状を子どもが把握しにくいのであまりおすすめしないとのことでした。
なるべくお子様が自分で履く練習がしやすいような、一方向のみにマジックテープで開閉できるような、硬すぎない素材のものがよいかもしれません。New Balanceをすすめられる先生もいますが、ブランドによって作りが少しずつ違うので、お子様の足に合うかどうか、なるべく試着して選ばれるとよいのではと思います。寒い時期ですが、たくさん歩いて元気に過ごしましょう!