先日、国際モンテッソーリ協会が認めた教育機関の一つであるチェコに所在するMontessori Institute Pragueで開催された”Who is the adolescent?”という、AMI認定のトレーナー（モンテッソーリ教師を育成するトレーナーのこと）であるフランソワ（Francoise Sansoni)のウェビナーに参加しました。 フランソワはAdolescent(12歳から18歳の子どものこと)の入門コースやディプロマコースを担当しており、当園の園長は彼女がトレーナーの一人を務めるAdolescentの入門コースをアメリカで受けたことがありますが、穏やかで生き生きとしたトレーナーで、各国のAdolescentの状況を熟知しており、今回もAdolescentに差し掛かる子どもたちはどのような特徴を持つようになるのか、子どもたちに対して大人はどのようなサポートをすればよいかということについて、話をしてくれました。 フランソワは語源を調べるのが趣味だということで、彼女が調べたところによると、educateとは、「その人に内在している才能を引き出す」という意味を持つ言葉であるそうです。モンテッソーリ教育は、子どもたちが持つ興味を引き出し、その子の本来の人格になることを助ける（「正常化」英語ではNormalization）を目的としているので、educateという言葉がぴったりだとコメントしていました。多様な才能や興味を持つ子どもたちを見ていると、大人としてはつい色々なことを紹介したくなりますが、詰込みや押し付けにならないよう気を付けて、本来持っている才能や能力の芽が伸びていくのを助けたいですね。